ディクテーションvsシャドーイングどっちがいい?元英語講師が教えます

ディクテーションvsシャドーイングどっち英語の勉強法

どうも。
元英語講師のYosukeです。

この記事ではディクテーションとシャドーイングどちらがいいか?について解説します。

ディクテーションとシャドーインはどちらもリスニングの勉強法として
非常に効果的です。ですから、正直なところ、優劣はつけがたいです。

そのうえで、どちらがいいか?と聞かれれば、

  • 英語初心者(TOEIC800未満)はディクテーション
  • 英語上級者(TOEIC800以上)はシャドーイング

と答えます。

では、くわしく説明しましょう。

初心者ならディクテーションがおすすめの理由は?

メガネをかけた女性講師

ディクテーションもシャドーイングもリスニングには同等の効果があります。

では、どちらがいいか?といえば、

  • 英語初心者ならディクテーション
  • 英語上級者ならシャドーイング

ということになります。

なぜ初心者にシャドーイングをおすすめできないかといえば、
シャドーイングは難しいからです。

私はディクテーションもシャドーイングもやったことがありますが、
明らかにシャドーイングの方が難易度が高いと感じました。

シャドーイングでは音声を聞いてすぐにリピートするわけですが、
なかなか口に出すことができませんでした。
(ちなみに、その時のTOEICのスコアは600点を超えています。)

英語のスピードがゆっくりであれば、なんとかシャドーイングできます。
しかし、少し早くなると、ほとんどお手上げでした。

私だけではなく、他の英語学習者も同じようなことを言っていました。

 
シャドーイングが難しく感じるのは、おそらく日本の英語教育に原因があると思います。

中学高校の英語の授業では読み書きばかりが重視されてきました。
今は少しは改善されたかもしれませんが、
私の頃なんかは英語の授業といえばほとんど文法とリーディングでした。

このような英語教育を受けてきたので、
ネイティブの発音を真似て声に出す練習がほとんどなかったはずです。

英語上級者ならともかく、
初心者にはシャドーイングは難しすぎると思います。

 
ネットの記事で「ディクテーションよりもシャドーイングがおすすめ!」
と言っている人がいました。
しかし、その人のプロフィールをみたら、もともと英語が得意で
2か月勉強しただけでTOEIC900以上取れてしまうような人でした。

あまり参考にはならないかと。

 
初心者の場合はシャドーイングよりもディクテーションが断然おすすめです。

ディクテーションの方が、読み書き重視の英語教育を受けた
我々日本人には取り組みやすいと思います。
実際、ディクテーションの方が簡単ですし。

 
目安として、TOEIC800点を超えるレベルになるまでは
ディクテーションをやった方がいい
でしょう。

以下の記事でディクテーションをやり方をくわしく解説しています。

ディクテーションのやり方とコツを元英語講師が教えます!

参考にされてください。

 
TOEIC800点を超えて上級者の仲間入りをしたなら、
シャドーイングをはじめるといい
と思います。

そのレベルになれば、TOEICレベルのリスニングであれば正確に聞き取れるようになります。
ディクテーションをやっても、ほぼ全部正解してしまうので、
あまりやる意味はなくなります。

上級者になったら、シャドーイングに挑戦してみましょう。

 

ディクテーション vs シャドーイング 効果を比較!

ディクテーションとシャドーイングを比較

ここからは補足として、
ディクテーションとシャドーイングそれぞれの効果を比較することにします。

どちらもリスニング力を高める効果がある点では同じですが、
違う点が結構あります。

 

ディクテーションの効果は?

ディクテーションの効果

ディクテーションでは音声を聞いて英文を紙に書きとる作業をおこないます。

書き取れない箇所は聞き取れていない可能性が高いです。
自分のリスニングの弱点が一目瞭然でわかります。

ですから、正確なリスニング力を養うのに非常に効果があるわけです。

 
さらに、リスニング力以外にも2つの効果があります。

  • ライティング力UPの効果
  • 文法力UPの効果

 
1つ目の効果がライティング力があがることです。

いくら聞き取りができてもスペル(つづり)がわからないのでは
紙に書くことはできません。
聞こえてきた英語を書き取るには正確なスペルを知っている必要があります。

ディクテーションをする過程で英単語のスペルを習得できるので、
結果的にライティング力があがります。

 
そして、ディクテーションのもう1つの効果が文法力があがることです。

ディクテーションでは、弱く発音する、あるいは完全に音が消えるせいで、
聞き取りづらい箇所が必ず出てきます。

たとえば、以下の英文。

Linda finished read*** a newspaper article.
(リンダは新聞記事を読み終えた。)

***の部分がよく聞き取れなかったとします。

しかし、finishの後は動名詞であるという文法知識を知っていれば、
ingだとすぐにわかります。

Linda finished reading a newspaper article.

このように、聞き取れない箇所があっても、
文法知識を駆使して推測することができます。

ですから、結果的に文法力を鍛えられるんですね。

TOEICの文法穴埋め問題の対策にもなりますよ。

 

  • リスニング力UP
  • ライティング力UP
  • 文法力UP

以上3つの効果がディクテーションにはある
ということでした。

 

シャドーイングの効果は?

シャドーイングの効果

シャドーイングでは聞こえてきた英語と全く同じように声に出す練習をおこないます。

英語学習の世界では「発声できない音は聞き取れない」と言われています。
声に出せなかった部分は聞き取れなかった可能性が高いのです。

シャドーイングをすれば聞き取れなかった箇所がわかるので、
自分のリスニングの弱点を把握できます。

ですから、シャドーイングはリスニングに効果があるわけです。

 
さらに、リスニング以外に2つの効果があります。

  • スピーキング力UPの効果
  • 発音力UPの効果

 
1つ目がスピーキング力があがる効果です。

ディクテーションと違ってシャドーイングでは、実際に声に出さなくてはいけません。
それも、聞こえてきた英語と全く同じ発音とイントネーションで、
スラスラと出なければいけません。

これが瞬時に正確な英語を話すトレーニングになります。

ですから、スピーキング力UPに効果があるわけです。

 
そして、シャドーイングのもう1つの効果が発音力があがることです。

さきほど言いましたように、シャドーイングでは
聞こえてきた英語と全く同じ発音とイントネーションで声に出さなくてはいけません。

たとえば、ワッチャネイ?(What`s your name?)と聞こえたら、
自分もワッチャネイ?と声に出します。
ワッツ・ヨア・ネーム?ではダメなのです。

このような練習を繰り返すことで、自分の発音を矯正することにつながります。
ですから、発音力がUPするのです。

 

  • リスニング力UP
  • スピーキング力UP
  • 発音力UP

以上の3つがシャドーイングの効果でした。

 

ディクテーション vs シャドーイング 効果の比較 まとめ

 リスニング力ライティング力文法力スピーキング力発音力
ディクテーション××
シャドーイング××

ディクテーションとシャドーイングの効果を比較すると、
リスニングに効果があることは同じですが、それ以外では

  • ディクテーションはライティング・文法を強化することができる
  • シャドーイングはスピーキング・発音を強化することができる

という違いがあります。

効果だけで判断するなら、

  • リスニングだけでなくライティング・文法を鍛えたい人はディクテーション
  • リスニングだけでなくスピーキング・発音を鍛えたい人はシャドーイング

ということになります。

ただし、さきほど言いましたように
シャドーイングは難易度が高いので上級者レベルになってから
はじめる方がおすすめではありますが。

 

まとめ

まとめ

  • 英語初心者(TOEIC800未満)はディクテーションがおすすめ
  • 英語上級者(TOEIC800以上)はシャドーイングがおすすめ
  • シャドーイングは難しい。ディクテーションの方が簡単。
  • ディクテーションはライティング・文法にも効果がある
  • シャドーイングはスピーキング・発音にも効果がある

 
いかがだったでしょうか。

おそらくこれを読んでいる方は初心者に該当する方が多いと思うので、
ディクテーションがおすすめになるかと思います。

ディクテーションは効果がないと言う人もいますが、
私はそうは思いません。

私はディクテーションをひたすらやってTOEIC915点を取得して
英語講師にまでなりました。
効果があったと思っています。

 
そもそも英語は文字と発音が一致しない言語です。

たとえば、日本語のひらがなは文字と発音が完全に一致します。
「あ」はアと発音しますよね!?
だから、ふりがなさえあれば文字を声に出して読めます。

一方、英語の場合は、文字と発音が一致しません。
「A」はエーと発音するとは限りません。
単語によって違います。

文字と発音が一致しない英語のような言語を習得するのには
ディクテーションは非常に有効
だと思います。

最初は紙に書くのが時間がかかり、めんどくさいと思うかもしれませんが、
やる価値はありますよ。

 
ちなみに、以下の記事でディクテーションをやり方を説明しています。

ディクテーションのやり方とコツを元英語講師が教えます!

あわせてチェックされてください。

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